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合宿免許マスターへの道! はじめ先生の課外授業

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運転初心者が気をつけるべき注意点と初めての車の選び方

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念願の運転免許を取得したら、いよいよ一般道での運転です。自分の運転する車で遠くまで出掛けるのはワクワクする半面、心配なことも多いのではないでしょうか。
今回は、免許を取ったばかりの運転初心者に向けて、運転時に注意することや、運転が早くうまくなる練習方法、初めての車の選び方についてご紹介します。

運転初心者が気をつけるべき注意点と初めての車の選び方

運転時は状況に応じた判断が必要

合宿免許スクールキャラクター:生徒

ようやく運転免許が取れました。これから車でいろいろな場所へドライブしてみようと思います。

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

おめでとうございます。車の運転ができるようになると、行動範囲が広がります。しかし、免許を取ったばかりの人は、少しのミスで事故を引き起こすおそれがあるので、十分に気をつけて運転してください。

合宿免許スクールキャラクター:生徒

はい。実際の道路で運転するのは、教習所での練習時とは違いますか?

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

そうですね。教習所で習ったことは、運転するための基本技能です。路上では、例えば狭い道でほかの車と鉢合わせをするなど、教習所では経験しなかった状況が起きる可能性があり、柔軟に対応できるスキルが求められます。

合宿免許スクールキャラクター:生徒

教習所で習っていない状況に出くわしたら、パニックになってしまいそうです。

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

落ち着いて対応すれば大丈夫です。ただし、免許取得後の1年間は、特に安全を意識して、冷静に運転するように心掛けましょう。そのために「初心運転者期間」が設けられているんです。

合宿免許スクールキャラクター:生徒

それはどのような期間ですか?

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

では、「初心運転者期間」を含め、運転初心者が運転をする際の注意点などについて詳しく見ていきましょう。

「初心者運転者期間制度」について

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

運転免許取得後の1年間には「初心運転者期間」が設けられています。一体どのような意味があるのでしょうか?

「初心者運転者期間制度」について

初心運転者期間とは

初心者運転者期間制度

初心運転者期間とは、原付免許、普通二輪免許、大型二輪免許、普通免許を取得した後の免停期間を除く1年間のことを指します。事故を起こす可能性の高い運転初心者のために設けられている期間です。なお、原付免許の初心運転者期間中に上位免許(二輪免許、普通免許)を取得した場合、その免許を取得した時点で原付免許の初心運転者期間が終了します。同じように、普通二輪免許の初心運転者期間中に大型二輪免許を取得した場合、上位免許の取得時点で普通二輪免許の初心運転者期間が終了します。

期間中の点数

初心運転者期間中に違反を犯すと、取り締まりを受けた免許のみが加点されます。例えば普通自動車免許の初心運転者期間中の人が、普通二輪で1点、普通自動車で2点、合計3点の違反をしたとしても、普通自動車免許には2点のみが加点され、普通二輪免許には1点のみが加点されます。期間中はあくまでもそれぞれの免許に加点されるという仕組みです。

初心運転者講習

初心運転者講習

初心運転者期間内に違反などを犯し、合計点数が3点以上(ただし、1回の違反で3点に達した場合はその限りではなく、2回目の取り締まりを受けたとき)に達した場合は、「初心運転者講習」の受講対象者になります。受講対象者がこの講習を受けなかったり、受講後から初心運転者期間が終了するまでの間に再度違反を犯して一定基準に達したりすると、再試験が実施されます。正当な理由なく再試験の受験を拒否したり、再試験に受からなかったりした場合、免許は取り消されます。

運転初心者が起こしやすい事故

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

警察庁が発表した「平成29年中の交通事故の発生状況」の統計によれば、運転初心者が起こしやすい事故には特徴があるとわかります。

運転初心者が起こしやすい事故

追突事故

追突事故

追突事故が起こる原因は、わき見運転や不十分な車間距離、漫然運転、居眠り運転などが挙げられます。運転初心者の場合は、左右後方に意識を向けすぎて、前方への注意がおろそかになり、前の車に追突してしまうことがあります。
また、運転初心者はスピードを出しすぎる傾向があり、突発的な状況に正しく対処できず、事故を起こしがちです。ただし、追突事故を避けるには、スピードを抑えれば良いというわけではありません。例えば、脇道から大きな道、もしくは高速道路の本線への合流時に、加速が不十分で車間距離が極端に詰まり、後続車が急ブレーキを踏んでも間に合わずに追突されるというケースも見られます。そのため、車の流れを止めない速度で走ることが大切です。

工作物追突事故

赤信号や一時停止の標識を見逃して、前の車や工作物(電柱やガードレールなどの人工物)に追突してしまう場合もあるので、周り全体を見ながら運転する技術を身に付けましょう。

夜間事故

夜間事故

教習で昼間中心に練習をしていた運転初心者は、夜間事故を起こしやすい傾向にあります。夜間は交通量が日中に比べて少なくなり、スピードが出やすく、視界も暗いので視認性が低くなるためです。また、対向車のライトがまぶしくて注意力が散漫になる場合もあります。夜間運転の経験が少ない運転初心者は、慣れるまで一層の安全運転を心掛けましょう。

カーブ時の正面衝突・工作物追突事故

カーブ時の正面衝突・工作物追突事故

技能教習では徐行でカーブを曲がっていたとしても、免許を取得すると「このくらいのスピードなら大丈夫だろう」と過信してしまうことがあります。そのため、運転初心者がカーブでハンドルを急に切ったり、減速せずに進入したりして車線からはみ出して対向車と正面衝突、もしくはガードレールなどにぶつかるという事故が起こります。教習所で学んだように、遠心力は速度の2乗に比例して大きくなっていきます。少し速度が上がっただけでも、カーブでは予想以上に曲がりにくくなると覚えておきましょう。

【参考】
出典:警察庁「平成29年中の交通事故の発生状況」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1:&layout=datalist:&=000001202708

初心者が運転するときの注意点

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

実際に公道を走るとなると、誰でも最初は緊張します。ここでは、初心者が1人で運転する際に気をつける点をお伝えします。

初心者が運転するときの注意点

運転前の調節

運転前の調節

シートに深く座ってフットレストの上に左足を踏ん張ります。このとき膝がしっかりと曲がるよう、シートの位置や高さを調節しましょう。次に、ハンドルの高さを調節し、握ったときに肘が少し曲がるようにします。肘が伸びたままでは、カーブに差しかかったときに腕が曲がらず、うまくハンドル操作ができないからです。シートとハンドルの位置を直したら、次はミラーの調整を行います。バックミラーは後続車が真ん中に見えるように、サイドミラーは路面の3分の2くらいが映るように下に向けます。

車線変更と合流

車線変更と合流

運転初心者には車線変更や合流が苦手な人が多く、ウインカーで合図を出してもなかなか車線変更ができなかったり、突然ウインカーを点けて割り込んでしまったりしがちです。車線変更するときは早めにウインカーを点け、周りの車に車線変更の意思を伝えましょう。その上で、バックミラー、サイドミラー、目視の順で確認し、タイミングを計ります。このときしっかりと前方にも意識を向けていないと追突事故を起こす可能性があるので注意しましょう。また、目視の時間が長すぎると、「いつ車線変更するの?」と周りの車を混乱させてしまいますので、なるべく素早く済ませるようにしましょう。落ち着いて安全を確かめたら、自分の入りたい車線にゆるやかにハンドルを切っていきます。車線変更を同じスピードで行うと後続車との車間距離が縮まることがあるので、少しスピードを上げるのがポイントです。車線に入った後は、ハザードランプで後続車にお礼の合図を送り、その車線の流れと同じスピードで運転します。合流する際も車線変更と同じ点に注意しましょう。

人通りの多い道

人通りの多い道

人通りの多い道では、歩行者や自転車、原付バイクなどと十分な距離をとり、スピードを落として運転するように心掛けます。狭い道路では、歩行者に気を取られすぎて前の車に接触することがないよう、前後左右に気を配りましょう。

ブレーキとアクセル

ブレーキとアクセル

ブレーキ操作は、いきなりブレーキペダルを踏みこまず、アクセルペダルから足を離したらゆっくりとブレーキペダルに体重をかけるようにします。急ブレーキは後続車から追突される原因になります。また、アクセルペダルも急に踏みこむのではなく、ゆっくりと圧をかけて徐々に加速させましょう。急発進は前の車と衝突する原因になるだけでなく、助手席に座っている人を危険な目にあわせてしまうかもしれません。

右折と左折

右折と左折

右折、左折ともに、30メートル手前からウインカーを点けるようにします。左折の場合は、ウインカーを点けた後徐々に左側に寄っていきます。その際、歩行者や自転車、原付バイクにぶつからないよう注意が必要です。交差点に差し掛かったら、バックミラー、サイドミラー、目視で歩行者などを確認し、徐行しながら左折します。
右折時に交差点で先頭車両になったら、停止線で一旦停止し、対向車の邪魔にならないよう注意しながら交差点の中心へ進みます。歩行者、自転車、原付バイクに気をつけながら、対向車が来ていないか、対向車の位置が十分な遠さにあるか、右折の信号は青かなどを確認して右折しましょう。

駐車

駐車

駐車は、運転初心者でなくても苦手な人が多いので、初心者はなおさら注意が必要です。バック駐車のほうが車を出すときに楽ですが、車両感覚がつかみづらければ前から止めても問題ありません。運転に慣れてきたら、バック駐車に挑戦しましょう。その際も1回で入れようとはせず、周囲の車や人の動きに注意していれば何度も切り返して大丈夫です。

カーブ

カーブ

カーブは十分にスピードを落としてから曲がるようにしましょう。カーブの直前でスピードを落とすと曲がり切れずにハンドル操作を誤る可能性があるため、入る手前からスピードを落とすことが大切です。

高速道路の運転

高速道路の運転

高速道路は、進入、車線変更、車間距離の3つがポイントです。本線へ進入するときは、時速70キロ~80キロ程度のスピードで入ります。車線変更はウインカーで合図を出し、安全確認をした上で行いますが、高速道路は一般道路に比べてスピードを出す必要があるので、慣れないうちは車線変更を避けたほうが良いでしょう。また、車間距離は大きくあけたほうが安心です。

運転初心者が事故を予防するには

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

運転には、意識して行うことで交通事故の予防につながるコツがあります。安全な運転技術を癖として身に付けて、交通事故を未然に防止しましょう。

スピードメーターを確認する癖をつける

スピードメーターを確認する癖をつける

スピードの出し過ぎは事故につながります。運転時は、スピードメーターを見て速度を確認する癖をつけましょう。毎回同じ感覚で運転していても、交通量や時間帯、運転している車種によって、スピードの感じ方が異なります。実際の速度が法定速度よりも速いのか遅いのかは、スピードメーターの確認でしか把握できません。感覚で運転するのではなく、常にスピードメーターを確認して、速度を調整しながら運転しましょう。

サイドミラーやバックミラーを活用する

サイドミラーやバックミラーを活用する

左右や後方を気にするあまり、脇見運転になってしまうことがあります。左右後方をチェックするときは、基本的には前方を見ながら、頭を動かさずに、視線だけを動かしてサイドミラーやバックミラーを目視するのがポイントです。ただし、サイドミラーやバックミラーの死角になる範囲を確認する場合は、頭を動かして目視してください。
目視で左右後方を確認できないときは、ミラーの位置が悪い可能性があります。たとえ急いでいたとしても、停車してミラーの角度を調節しましょう。

自分の運転技術を過信しないようにする

自分の運転技術を過信しないようにする

運転に慣れてくると、運転技術が向上したように思いがちです。しかし、横着になって片手でハンドルを操作したり、ウインカーを出さずに車線変更を行ったりすると、思わぬ事故につながるおそれがあります。
確かに、免許を取ったばかりの頃と比べると運転技術は上がっているでしょう。しかし、自分の運転技術を過信せずに運転マナーを守り、安全運転に対する意識を持ち続けることが大切です。ハンドルを握るときにはいつも初心に戻り、気持ちを引き締めましょう。

運転初心者におすすめの練習法

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

運転の上達には練習が必要です。免許を取りたての人はできるだけ頻繁に車に乗り、体で運転を覚えましょう。ここでは、運転初心者におすすめの練習法をご紹介します。

運転初心者におすすめの練習法

おすすめの時間帯・練習場所

交通量の多い昼間は避け、早朝や深夜など人が少ない時間帯を選ぶと安心です。また、練習は公共の広い駐車場や家の周りの広い道路、深夜であれば街灯の多い明るい道で行いましょう。

練習方法

練習方法

最初のうちは、運転慣れしている家族や友人に助手席に乗ってもらい、アドバイスをもらいながら練習すると安心です。隣からあれこれ言われるのが苦手という人は、インターネットの教材を利用するのも良いでしょう。ただし、誰かに教えてもらうよりも時間がかかるというデメリットがあります。
助手席の人に道路の端に立ってもらい、車両感覚をつかむ練習も行いましょう。慣れないうちは車と壁との距離感がつかめないからです。また、自家用車がない、または家族が日常的に車を使用している場合は、レンタカーを借りて練習するのも良いでしょう。ただし、レンタカー会社の中には、免許取得後1年未満の初心者には車を貸し出さないところもありますので、注意が必要です。免許を取った直後は教習所での練習をまだ体が覚えているので、感覚を忘れないよう、毎日練習することをおすすめします。忙しい人は1日10分でも構わないので、1~2カ月は毎日車に乗るようにしましょう。

あると安心な運転初心者用グッズ

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

どうしても家族や友人の都合がつかず、1人で練習しなければならないときに、あると便利な運転初心者向けのグッズをご紹介します。

あると安心な運転初心者用グッズ

コーナーポール

コーナーポール

狭い道路を走行したり駐車したりするときに便利なのが「コーナーポール」です。バンパーに取り付けることで、車幅がわかりやすくなります。また、スモールランプと連動して先端が発光するようになっているので、暗い夜道の運転にも便利です。

折りたたみ式三角コーン

折りたたみ式三角コーン

通常サイズの三角コーンは大きいため一般車両に積み込むことができませんが、「折りたたみ式三角コーン」はコンパクトなので持ち運びが可能です。運転中の車両トラブルや事故でやむを得ず停車する場合、この三角コーンを使って後続車に警告できます。

バンパーガード・プロテクター

バンパーガード・プロテクター

バンパーを縁石などにこすってしまうのは運転初心者がよくやってしまう失敗です。「バンパーガード」や「バンパープロテクター」を取り付ければ、傷を付ける心配がありません。おしゃれなものも売られているので、車のカスタマイズにも使用できます。

バックカメラ

バックカメラ

「バックカメラ」を取り付けておくと、運転席から後方の確認ができるので、車庫入れのときに便利です。市販のバックカメラは車のナビゲーションやテレビに接続するタイプのものが一般的なので、特別な装置を設置する必要もありません。また、赤外線を内蔵しているタイプのものが多いため、夜間も活躍します。

運転初心者におすすめの車

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

せっかくなら自分の車が欲しい!そんな運転初心者におすすめの車のポイントは次の3つです。

運転初心者におすすめの車

初心者が運転しやすい車のポイント

前が見やすい

前が見やすい

フロントガラス横のボディ部分は運転席からの視界を邪魔します。ボディの幅が大きいほど視界が狭くなり、運転初心者は特に運転しくいと感じるでしょう。この幅が狭く、視界の広い車を選びましょう。

長時間運転しても疲れにくい

長時間運転しても疲れにくい

疲れにくさのポイントはシートです。一般的に、座席やハンドルの位置は調節できますが、動かせる範囲はメーカーや車種によって異なります。実際に運転席に座ってハンドルを握り、自分の体に合うかチェックしましょう。

車高が高く、車幅と長さが短い車

車高が高く、車幅と長さが短い車

車高が高いと、前や左右はもちろん、後方も見やすくなります。また車幅や長さが短い車のほうが、車庫入れや縦列駐車をしやすく、初心者にはおすすめです。

以上の点を踏まえて考えると、運転初心者におすすめの車は軽自動車です。ここでは、軽自動車の中でも特に人気の車種を3つご紹介します。

初心者におすすめの車

スズキの「ワゴンR」

ワゴンRは車高が高く、軽自動車特有の狭さを感じさせないようになっています。また、内装はシートアレンジにこだわっており、「居心地の良さ」を提供しています。運転に慣れていない初心者にとっても乗りやすく、疲れにくい車です。
公式サイト:http://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/

ダイハツの「タント」

室内空間が広く、人や荷物をたくさん載せたいと思っている人に最適な軽自動車です。死角が少ないのも、運転初心者に優しい車です。
公式サイト:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/

ダイハツの「ムーヴ」

室内の広さや走り、燃費の良さのバランスが取れている車です。先述の「タント」に比べて高さや重量を抑えていることが走りや燃費の良さにつながっています。衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」が採用されているため、運転初心者が乗っても安心です。
公式サイト:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/

この記事のまとめ

合宿免許スクールキャラクター:もみじ先生

体で覚えることが上達の近道

車の運転免許を取得したら、1日10分で良いので毎日練習を重ね、運転・車両感覚を早く身に付けましょう。一般道路を走っていると、最初のうちは緊張し、ヒヤリとすることがあるかもしれませんが、その経験が上達への近道です。毎日練習すれば、ペーパードライバーになるのも防げます。

また、免許を取得して1年以内は「初心者マーク」を付けることが義務付けられています。初心者マークには、周りに運転初心者であることを知らせ、注意を促す重要な役割がありますので、運転する際には必ず付けるようにしましょう。

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