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中型免許の費用はどれくらい?取得条件や時限数と一緒に知っておこう

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トラックなど、大きな車を使った仕事に就きたい人にとって、中型免許は取得しておくことに越したことはありません。また、バイクに乗りたい人にとっても、バイクの中型免許は気になる存在です。
しかし、中型免許を取得するにはどのくらいの費用がかかるかわからず、免許取得に躊躇(ちゅうちょ)したりしていませんか?

ここでは、中型免許(四輪と二輪)の取得条件や運転できる車の種類、費用の相場について説明します。合わせて免許取得にかかる時間についても知っておくと、免許取得のスケジュールが立てやすくなりますので、合わせてご紹介していきます。

中型免許の費用はどれくらい?取得条件や時限数と一緒に知っておこう

中型免許の種類

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

一般に「中型免許」と呼ばれるものは2種類あります。ひとつは「自動車の中型免許」、もうひとつは「自動二輪車(バイク・オートバイ)の中型免許」です。

中型免許の種類

自動車の中型免許

一般的によく目にする自動車免許は、普通自動車免許です。こちらは、総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満の車両を運転できる免許で、この免許では2トン以上のトラックは運転できません。

そのため、4トントラックやマイクロバスなど、総重量が5トン以上11トン未満、最大積載量が3トン以上6.5トン未満、乗車定員が11人以上、29人以下の自動車を運転するための免許が「中型免許」となります。
ただし、マイクロバスが運転できると言っても、仕事として人を乗せる場合は「第二種中型免許」というものが必要になるので注意が必要です。 免許の種類

自動車の免許には、この他に「普通自動車免許」と「大型自動車免許」があります。以前はこの2つだけでしたが、2007年の道路交通法改正により中型免許という区分ができ、そのときに普通自動車免許で運転できる車の大きさが変わったのです。
それまでの普通自動車免許では、総重量8トン未満、最大積載量5トン未満、乗車定員10人以下の自動車が運転できました。
しかし、この2007年改正により、普通自動車免許で運転できる車両は車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満に変更され、それまでの普通自動車免許は「8トン限定中型免許」と呼ばれるようになりました。
さらに2017年に道路交通法が改正され、普通自動車免許で運転できる車両の大きさが現行のものになり、2007年改正以降から2017年改正以前に普通自動車免許を取得した人は「5トン限定準中型免許」所持者となりました。 免許の変化

このような理由で、免許取得時期によって、複数の限定中型免許が誕生しています。
これらは限定解除という試験を受けることにより、通常の中型免許や、2017年に新設された「準中型自動車免許」(総重量が3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量が2トン以上4.5トン未満、乗車定員10人以下)に繰り上げることができます(18歳以上で取得可能)。

大型免許

大型自動車免許は、総重量が11トン以上、最大積載量が6.5トン以上、乗員定数が30人以上の自動車を運転できる免許です。
また、中型自動車免許取得には、普通自動車免許か中型自動車免許、準中型自動車免許を取得して3年以上たっていることが受験条件となります。
なお、今から中型免許を取得したい場合は、普通免許か準中型免許、または大型特殊免許を取得して2年以上たっていることが条件になります(20歳以上で取得可能)。

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※18歳から取得できる準中型車。免許ない方でも取得可能なのでの併せてチェックしてみてください。下記ページで実施校をご紹介しておりますのでご覧ください。

バイクの中型免許

バイクの中型免許

オートバイの免許の一つである「普通自動二輪車免許」のことを中型免許と呼ぶ場合もあります。
これはバイク免許の種類が「原動機付自転車免許」「小型限定普通自動二輪車免許」「普通自動二輪車免許」「大型二輪車免許」となっており、普通二輪免許が小型と大型の間にあることと、この免許で運転できる排気量400cc未満のバイクが「中型バイク」と呼ばれることからきています。

原動機付自転車免許

原動機付自転車免許

一般的に原付免許と呼ばれています。これは16歳から免許取得が可能で、排気量が50cc以下のバイクを運転できます。ただし、2人乗りは禁止されています。

小型限定普通自動二輪車免許

小型限定普通自動二輪車免許

原付免許と同様に16歳から取得可能なバイクの免許です。こちらは排気量125cc以下のバイクが運転でき、2人乗りも可能ですが、高速道路を走ることはできません。
またMT免許(マニュアル車)とAT限定免許(オートマ車)の2種に分かれます。

大型自動二輪車免許

大型自動二輪車免許

MTの場合排気量無制限、AT限定は650cc以下のバイクが運転できます。2人乗り、高速道路走行も可能ですが、こちらは18歳以上という制限があります。

普通自動二輪車免許

普通自動二輪車免許

では、バイクの中型免許こと「普通自動二輪車免許」はどうでしょうか。こちらは16歳から免許取得が可能で、排気量400cc以下のバイクが運転できます。
また、2人乗り・高速道路走行も可能なバイク免許です。なお、こちらもMTとAT限定免許があります。

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自動車の中型免許を取得する条件

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

免許の違いがわかったところで、自動車の中型免許を取得する条件についてお教えします。

自動車の中型免許を取得する条件

年齢

普通自動車免許を取得してから2年以上経過している、満20歳以上の人です。自動車免許なので、16歳から取得可能な二輪免許では条件を満たしません。

視力

両眼で0.8、片眼で0.5以上かつ深視力誤差が20mm以内の人。普通免許取得時より条件は厳しくなっています。

色別

赤、青、黄色が見分けられること。ここは普通免許取得時と同じですね。

聴力

日常の会話が聞き取れるかどうかのテストが行われます。補聴器の使用は問題ありませんので、不安な人は事前に相談することをおすすめします。

運動能力

自動車の運転に支障がないこと。

自動車の中型免許取得にかかる費用・日数の目安

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

教習所へ通学して取得するか、合宿免許で取得するか、教習所に通わず一発試験で受験するかによって、費用や日数に差が出ます。
また、どのような免許を所持しているかによっても大きな差が付きます。個別に見ていきましょう。

自動車の中型免許取得にかかる費用・日数の目安

教習所への通学

所持免許:普通免許

所持免許:普通免許

所持免許が普通免許MTの場合は、学科1時限、技能教習15時限が必須です。大体4~8週間(季節によって教習所の混雑具合が異なる)かかり、費用は約17~24万円かかります。
所持免許が普通免許AT限定の場合、学科1時限は変わりませんが技能教習は19時限必須と増えます。期間については4~8週間程度とあまり変わりませんが、費用については約21~27万円になります。

所持免許:8トン限定中型免許

所持免許:8トン限定中型免許

所持免許が8トン限定中型免許MTの場合、学科なし・技能5時限必須で終わります。そのため、期間は最短で4~5日、費用も約10万で取得可能です。
所持免許が8トン限定中型免許AT限定であっても、学科なし、技能は9時限で取得可能です。こちらも最短4~5日で終了し、費用も約11~14万円になります。

所持免許:5トン限定準中型免許

所持免許:5トン限定準中型免許

所持免許が5トン限定準中型免許MTの場合、所持免許が8トン限定中型免許MTよりも教習内容が増えます。学科1時限、技能教習は11時限必須です。そのため期間は3~8週間程度(季節によって教習所の混雑具合が異なる)かかり、約14~20万かかります。
所持免許5トン限定準中型免許AT限定の場合はさらに技能教習の時限数が増え、学科1時限、技能15時限が必須です。期間は所持免許が5トン限定準中型免許MTの場合とあまり変わりませんが、費用は約17~24万円かかります。

所持免許:準中型免許

所持免許:準中型免許

所持免許が準中型免許の場合、学科なし、技能9時限の教習で中型免許の取得が可能です。期間の目安は1~3週間程度(季節によって教習所の混雑具合が異なる)、費用は約12~18万円かかります。

合宿免許

合宿免許は、短い期間で教習が終わるため、できるだけ短期間で免許を取得したい人におすすめです。

所持免許:普通免許

所持免許:普通免許

所持免許が普通免許MTの場合、学科1時限、技能15時限が必須で、8~10日程度で免許取得が可能です。費用は約17~25万かかります。
所持免許が普通免許AT限定の場合は、学科1時限、技能は19時限必須で、10~11日程度で免許取得できます。こちらの費用は約19~31万円です。ただし合宿免許プランにおいて、所持免許が普通免許AT限定のプランは実施している教習所はほとんどないのが現状です。

所持免許:8トン限定中型免許

所持免許:8トン限定中型免許

所持免許が8トン限定中型免許MTの場合、学科不要、技能教習は5時限のみで終わります。そのため期間は3~7日程度、費用も約7~15万円ですみます。
所持免許が8トン限定中型免許AT限定であったとしても、学科不要で技能教習9時限ですみ、期間は5~6日程度、費用は約12~14万円です。

所持免許:5トン限定準中型免許

所持免許:5トン限定準中型免許

所持免許が5トン限定準中型免許MTの場合、学科は1時限、技能は11時限かかります。期間は6~8日程度で費用は約13~25万円かかります。
所持免許が5トン限定準中型免許AT限定の場合、学科1時限、技能15時限かかりますので、期間は8~10日程度かかります。費用は、約17~25万円になります。

所持免許:準中型免許

所持免許:準中型免許

最後に、所持免許が準中型免許の場合です。こちらは学科なし、技能9時限で、期間は5~6日程度かかります。費用は約13~15万円です。

一発試験

一発試験とは、教習所に通わず技能試験を運転免許試験場で受験することを言います。
合格すればその日のうちに免許が取得できますが、技能試験合格の壁は険しく相当数受験を繰り返さないと合格できないと思われます。

受験費用の総額は、受験回数により異なり、また現在所持している免許によって変わってきます。
さらに免許センターで実技合格後、教習所での取得時講習が必要となります。取得時講習料と免許交付料はおおむね約2万2000円です。

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バイクの中型免許を取得する条件

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

続いて、バイクの中型免許(普通自動二輪車免許)を取得するための条件を知っておきましょう。

バイクの中型免許を取得する条件

年齢

満16歳以上から取得可能です。免許取得時に16歳であればよいため、16歳になる1週間前ぐらいから入校可能な教習所もあります。

視力

両眼で0.7以上、片眼で0.3以上必要です。この視力はメガネやコンタクト着用でクリアできれば問題ありません。
また矯正しても片眼が0.3未満の場合、視野が左右150°以上あるかの検査が必要になります。

色別

赤、青、黄色が見分けられるかのテストに合格することが必要です。これは信号機の色がちゃんと認識できるかを問われています。

聴力

日常の会話が聞き取れるかどうかのテストが行われます。具体的には10m先の、90デシベルの警報機の音が聞き取れれば大丈夫です。

運動能力

バイクの運転に支障がないことが条件です。そのため、何らかの障害がある場合は、事前に教習所に相談してください。
障害の内容や程度によって免許取得の条件が変わってきます。

バイクの中型免許取得にかかる費用・日数の目安

合宿免許スクールキャラクター:はじめ先生

では、バイクの中型免許(普通自動二輪車免許)の免許取得にかかる費用や日数はどのくらいかかるのでしょうか。

バイクの中型免許取得にかかる費用・日数の目安

バイクの中型免許は「普通自動二輪車免許取得コース」がある教習所で行うか、試験場での一発試験かの方法があります。また、教習所は通学取得と、合宿免許で取得する方法があります。

教習所への通学

普通自動二輪MT免許を取得する場合

普通自動二輪MT免許を取得する場合

所持免許が何もない又は原付免許で普通自動二輪MTを取得する場合、学科26時限、技能19時限が必須となります。期間は1~2カ月程度かかり、費用は約11~21万円です。
しかし、普通自動車免許を所持している場合は、学科1時限、技能17時限で終了します。期間は1~2カ月程度とあまり差はありませんが、費用は約9~13万円とリーズナブルになります。

普通自動二輪AT限定免許を取得する場合

普通自動二輪AT限定免許を取得する場合

普通自動二輪AT限定の取得になると、さらに必須技能教習が減ります。所持免許が何もない又は原付免許でも、学科26時限、技能15時限です。
期間こそ1~2カ月程度と変わりませんが、費用は約10~20万ですみます。普通自動車免許を所持していれば、学科は1時限で終了です。技能教習は13時限必要で、期間も1~2カ月程度かかるのですが、費用は約8~12万円になります。

合宿免許

普通自動二輪MT免許を取得する場合

普通自動二輪MT免許を取得する場合

合宿免許の場合、短い期間で取得することを目的とするため、普通自動二輪MTであっても普通自動二輪AT限定であっても期間は7~11日程度と大きな差はありません。
ただし、所持免許が何もない又は原付免許で普通自動二輪MTを取得する場合、学科26時限、技能19時限で約11~16万円、普通自動車免許を所持している場合は、学科1時限、技能17時限で終了し、費用は約9~15万円になります。

普通自動二輪AT限定免許を取得する場合

普通自動二輪AT限定免許を取得する場合

普通自動二輪AT限定の取得を目指す場合は、所持免許が何もない又は原付免許で、学科26時限、技能15時限が必須で、約10万~15万円で取得できます。
普通自動車免許を所持していれば、学科1時限、技能13時限ですみます。費用は約9~14万になります。

一発試験

免許試験場での一発試験の場合、総額費用は約2万2000円です。この内、免許証交付手数料が約2000円、必須講習費用に約1万6000円かかります。
教習所へ通うより安く取得できるように見えますが、技能試験の受験回数は早くて3~5回、平均で10回以上とハードルが高めです。費用は最低でも倍以上はかかると見積もっておくことをおすすめします(料金は変更になっている場合がございます。実際の料金は最寄りの免許センターにてご確認ください)。

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※最短9日間で取得できるバイク免許の合宿免許プランは、下記ページで実施校をご紹介しておりますのでご覧ください。

この記事のまとめ

合宿免許スクールキャラクター:もみじ先生

自動車の中型免許とバイクの中型免許、取得条件に気をつけて!

自動車の中型免許取得は、年齢や経験が必要なため、まずは普通自動車免許を取得するところから始まります。
しかし、バイクの中型免許は必須所持免許がありません。一般的に「中型免許」というと自動車の方を指し、バイクは「普通自動二輪車免許」という名称なので、条件を間違えて覚えている人がいます。
どちらにしても、免許取得にはそれなりの費用がかかります。あなたのライフステージに合わせて、免許取得にチャレンジしてみてください。

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