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漫然運転とは?交通事故を引き起こす注意力散漫の原因と対策

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車の雑学

「漫然運転とは、ぼんやり考え事をしながら運転している状態のことです。顔は前方を見ているのに頭はボーッとしているため、ほかの車や歩行者の存在に気づかず、交通事故の原因になることがあります。
居眠り運転や脇見運転と違って、漫然運転だけで特にとがめられることはありません。しかし、漫然運転は交通事故の原因の上位に入っており、非常に危険な行為であるといえます。
今回は漫然運転について詳しくご紹介します。

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「漫然運転」って何ですか?

技能教習、お疲れさまです。今日は少し集中できていない様子でしたね。

実は、明日締め切りの仕事の報告書ができていなくて…。

そうでしたか。でも車を運転するときは、運転に集中してくださいね。

はい。気をつけます。

集中力が欠けたまま運転していると、事故の元です。

確かに運転中ぼんやりしていると、ハンドル操作やブレーキを踏むのが遅れたりして、ヒヤッとすることがあります。

その通りです。そういう「漫然運転」をしないように注意が必要ですよ。

漫然運転ってなんですか?

漫然運転とは、考え事などをしていて運転に必要な注意が行き届いていない状態のことです。

では、交通事故の原因が漫然運転ということもありますか?

十分に考えられます。「漫然運転が交通事故の原因の上位」というデータもあります。ほかの事故原因と比べて死亡事故の発生確率が高いのも特徴です。

そうすると漫然運転で事故を起こした場合は、何かの罪に問われるんですか?

それは事故の度合いによります。過失運転致死傷罪のような大きな事故を引き起こした場合は、安全運転義務違反に問われることもあります。

えー、怖い…。そういえば、脇見運転や居眠り運転も漫然運転の一種ですか?

混同されがちですが、脇見運転や居眠り運転は漫然運転とは区別されています。

そうなんですね。事故を起こしたくないので、漫然運転についてもっと知りたいです!

では、漫然運転に分類される危険な運転とその対策を詳しく見ていきましょう。

漫然運転とほかの問題ある運転との違い

漫然運転と間違われやすいものに、脇見運転、居眠り運転、動静不注視、安全不確認の4つがあります。

漫然運転とは

漫然運転とは、ぼんやり考え事をしながら運転している状態のことです。法令違反とはいえ、漫然運転だけで罪に問われることは、まずありません。
しかし、漫然運転が原因で過失運転致死傷罪に問われるような交通事故が数多く起きており、非常に危険な運転といえます。

脇見運転との違い

漫然運転と混同されがちな「脇見運転」は、以下のような車両前方への注意が欠けている状態を指します。スマートフォンやカーナビを操作しながら運転する「ながら運転」も脇見運転に含まれます。

・スマートフォンの画面に気を取られ、前方を見ていない
・同乗者との会話に気を取られ、前方を見ていない
・カーナビや荷物、飲食物など、車内の物に気を取られて前方を見ていない
・案内板や広告、車外の景色に気を取られ、前方を見ていない
・すぐ近くの歩行者に気を取られ、前方を見ていない

居眠り運転との違い

運転しながら居眠りをしたり、正常な運転ができないほどの強い眠気を感じたりしているにもかかわらず運転を続けることを、一般的に「居眠り運転」といいます。法的には「過労運転」と表現されます。
睡眠不足や疲労が原因と見られますが、SAS(睡眠時無呼吸症候群)が居眠りを生じさせている場合もあります。

居眠り運転の前には、次のような状態になっていることが多いので注意しましょう。

・頻繁にあくびが出る
・イライラする
・落ち着きがなくなる
・まばたきの回数が増える
・頭が重くなる
・車内の換気状態が低下している
・単調で変化のない景色を見続けたまま運転している(高速道路での走行中など)
・車内空間が快適すぎる

また、以下の症状が出たら、駐停車できる場所をすぐに見つけて、仮眠や休憩をとりましょう。

・運転中に車体がふらつく
・まっすぐ走行できず、中央線を超えやすくなる
・速度が安定しない
・ハンドルやブレーキ操作の反応が遅れる
・意識が飛ぶ
・居眠りから覚めて「ハッとする」ことが何度か続く
・一定の車間距離を保てない

動静不注視・安全不確認との違い

動静不注視とは、事故を起こしそうな相手車両や人をあらかじめ認識しているのに、「多分大丈夫だろう」と思い込み、注意を払わずにそのまま運転している状態のことを指します。「だろう運転」とも呼ばれます。
例えば、「左斜め前を走っていたバイクが突然車線変更してくるとは思わなかった」などのケースが当てはまります。

一方、徐行や一時停止などの動作を行ったものの、安全確認が十分でなかった状態のことを「安全不確認」といいます。
例えば、一時停止後に左折したところ、死角になって見えなかったバイクと接触事故を起こしたケースが当てはまります。

運転手本人が事故の要因になり得る危険を察知できていない漫然運転と違い、動静不注視と安全不確認は、運転手が危険性を認知しています。ただし、必要な安全確認を怠ったり、安全確認が不十分だったりすることで事故発生につながります。

死亡事故につながりやすい漫然運転の恐ろしさ

交通死亡事故の原因のトップは漫然運転です。ここでは漫然運転の恐ろしさを交通事故件数などのデータを基に解説します。

漫然運転が原因で起きた事故の件数

警察庁の「平成28年における交通事故の発生状況」によると、平成28年の交通事故発生件数は49万9201件、死亡事故はそのうち3790件ありました。
同じデータ内にある「法令違反別の状況」によると、事故原因の1位から3位は、安全不確認、脇見運転、動静不注視で、漫然運転は4位、発生件数は3万9625件となっています。

死亡事故の原因は漫然運転がトップ

警察庁の「平成28年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」で公表された「原付以上運転者の法令違反別死亡事故件数」によると、事故の当事者のうち過失が最も重い人の死亡事故発生件数は、漫然運転が593件でトップ。
以下、運転操作不適が429件、脇見運転が412件と続きます。したがって、漫然運転は死亡事故につながる可能性が高い事故といえます。

【引用】
警察庁「平成28年における交通事故の発生状況」
https://www.npa.go.jp/news/release/2017/20170322002.html

警察庁「平成28年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001174329
※図表は上記資料を参考に作成。

漫然運転の兆候

注意力散漫な状態でハンドルを握っている漫然運転では、周囲の状況を見てほかの車や歩行者の動きを瞬時に予測するのが困難になり、共通した兆候が現れます。

「ライン」からはみ出す

決められた車線内をまっすぐ走行できなくなり、中央線(センターライン)からはみ出したり、信号前の停止線をオーバーしたり、必要以上に手前で停車したりします。
また、カーブを曲がるときに大きく膨らみすぎて、反対車線に飛び出してしまうこともあります。反対車線に出るのは対向車と衝突するおそれがあるため、非常に危険です。

ブレーキ操作に余裕がなくなる

ブレーキを踏むのが遅れがちになったり、ブレーキをあまり踏まずに操作したりすることも兆候の一つです。
例えば、前を走っている車が交差点で左折する場合、後ろの車は通常、ブレーキを踏んでスピードを落とします。ところが漫然運転の状態になると、ブレーキを使って減速しないままハンドル操作だけで前の車を避けて通過しようとし、その際に反対車線まではみ出してしまうことがあります。

また、判断能力も低下しているので、「信号が黄色に変わったのに止まれない」「赤信号になったが、前の車に付いて行ってしまう」といった危険を伴う運転もしがちです。

無意識にスピード超過

走行速度を意識できず、無意識にスピードを出してしまうという兆候も現れます。ブレーキの操作も遅れるため、結果として先行車との車間距離が短くなりがちです。ハッと気づいて急ブレーキを踏み、ヒヤリとするということも起きます。特に、先行車が右左折しようと減速するタイミングが危険です。

漫然運転の原因と対策

「ボーッとしていました」では済まされない漫然運転の恐ろしさ。主な原因と対策を知り、事故を未然に防ぎましょう。

悩みや考え事

顔は前を向いているのに、考え事をしていて運転に集中していなかったというケースです。
仕事や私生活についての深刻な悩みだけでなく、夕食のメニューなどの軽い考え事も、運転の妨げになり得ることを理解しておきましょう。普段から走り慣れている道では、なおさら注意が必要です。また、先を急いで運転しているときも、次の予定に遅れてしまったときの言い訳や対応などを考えて、注意力が低下することがあります。

対策:運転中は「運転だけに集中する」「安全運転を心がける」という意識を強く持ちましょう。前方だけでなく、車の周囲にもしっかり注意を向けることが大切です。
そのためには、精神的に余裕を持った状態で運転することが大事です。「早めに出発する」「前もってルート検索をしておく」など運転前の準備を怠らないようにしましょう。

同乗者との会話

運転中の適度な会話は、眠気を吹き飛ばし、居眠り運転を防いでくれます。しかし、会話に夢中になりすぎると、意識が会話に集中してしまい、運転の妨げになることがあります。

対策:デートや友達とのドライブでは、車内の会話も楽しみの一つ。そのため、全くの無言で押し通すというのもおかしな話です。
そんなときは車を発進させる前に、「高速道路に乗っている間は運転に集中したいのであまり会話できないと思うけど、ごめんね」などと伝えておきましょう。
会話に気を取られすぎないよう、車内では白熱しそうな話題を避けることも大事です。

スマートフォン

実際に通話や操作をしていなくても、着信音やアプリなどの通知音が鳴ると、誰でもそちらに気を取られてしまいます。「誰からの連絡だろう」「誰かが私のSNS投稿にコメントしてくれたのかな」などと考えてしまうこと自体、運転以外のことに意識が向き、集中力が欠けている状態といえます。

対策:運転中はスマートフォンをドライブモードかマナーモードにしておきましょう。そうすれば、音が鳴りません。どうしても気になる人は、電源を切ってカバンにしまっておくことをおすすめします。

運転への慣れ

初心者のうちは公道を運転するだけで緊張するものですが、運転に慣れるにつれて、緊張が緩みます。油断しているときこそ、漫然運転に陥りやすくなります。

対策:運転中は常に危機意識を持つようにしましょう。運転に慣れるほど、「きっと大丈夫」「あそこから人は出てこないはず」という「だろう運転」になりがちです。「もしかしたら車の死角からバイクが飛び出してくるかもしれない」「前を走っている車が急に車線変更をするかもしれない」「小学校の下校時間なので、子供が急に飛び出してくるかもしれない」というように、危険予測を怠らないことが大切です。
どうしてもぼんやりしがちな人は、「青信号、よし!」などと声に出して安全確認をすると良いでしょう。集中力が保たれるだけでなく、居眠り運転の防止にもなります。

単調な道での長時間運転

車の数の少ない高速道路や直進が続く単調な道では、緊張感が薄れ、運転以外の考え事が頭に浮かびがちです。ハンドル操作が少なく、運転中の確認事項が多くないことも要因です。

対策:運転の合間に休憩を挟んだり、ガムやチョコレートなど手軽なおやつを口にしたりすると良いでしょう。リフレッシュすることによって、気分だけでなく運転のリズムも変わります。好きな音楽などをかけるのもおすすめです。ただ、クラシックやゆったりとした曲調のものは居眠りを誘うことがあるため、口ずさみたくなるような選曲が大事です。

睡眠不足・疲労

睡眠が足りていないときや疲れが溜まっているときは、眠気に襲われたり頭がボーっとしたりして、漫然運転になりやすくなります。 特にSASを発症している場合は、自分でも気づかないうちに慢性的な睡眠不足に陥っていることがありますので、注意が必要です。

対策:睡眠時間を日頃からしっかり確保することを心がけ、どうしても眠いときはなるべく運転しないようにしましょう。また、運転の途中で少しでも疲れや眠気を感じたら、小まめに休憩を取る必要があります。高速道路だけでなく、一般道でも同じです。
長距離運転になることがわかっている場合は、前日にリラックスする時間をつくり、ストレスを解消しておくことが大事です。運転当日は、体のコンディションを整えてから車に乗りましょう。途中で運転を交代できる同乗者がいればベストです。

この記事のまとめ

誰にでも起こり得る漫然運転。ドライバーは運転に集中を

漫然運転は、交通事故の原因の上位であるにもかかわらず、居眠り運転や飲酒運転ほど一般には認知されていません。しかし、誰でも物思いにふけることはあり、運転歴の長いベテランドライバーといえど、油断はできません。
運転するとわかっているときは、事前に体調を整え、運転に集中できる状態にしておくことが大切です。
「自分は大丈夫」という思い込みをなくし、漫然運転は誰にでも起こり得るということを認識した上でハンドルを握るようにしましょう。

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